【潜在的】ゲラニオールの強力な抗がん作用とローズオイルの健康効果

ローズオイルはその豊かな香りと多様な化学成分により、多くの健康効果が期待されています。

ローズオイルについて知る

ローズオイルには以下のような主な成分が含まれています

・ゲラニオール
・シトロネロール
・ネロール
・フェネチルアルコール

これらの成分は個々に異なる健康効果を持ち、ローズオイル全体の効能を高めています。

健康効果

・抗炎症作用
研究ではローズオイルが炎症を引き起こす酵素(COX-2)の活性を抑制することが示されています。また、炎症性サイトカインの生成を減少させる効果も確認されています。

・抗菌作用
研究によれば、ローズオイルはグラム陽性菌およびグラム陰性菌に対して効果的な抗菌作用を示します。特に、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)に対しても有効であることが報告されています。

・抗酸化作用
この研究ではローズオイルに含まれるフェネチルアルコールやゲラニオールなどが強力な抗酸化作用を示し、フリーラジカルを効果的に除去することが確認されています。

・鎮痛作用
研究結果はローズオイルが痛みの感受性を低下させ、疼痛管理に有効であることを示しています。特に、アロマセラピーとして使用することで、慢性的な痛みの緩和に役立つ可能性が示唆されています。

・リラックス効果
この研究ではローズの香りがストレスや不安の軽減に寄与することが示されています。アロマセラピーとして使用することで、コルチゾール(ストレスホルモン)のレベルが低下し、リラックス効果が得られることが確認されています。

・ホルモンバランスの調整
研究によれば、ローズオイルは月経痛や更年期症状の軽減に効果があることが示されています。ホルモンバランスの調整に役立ち、女性特有の症状を緩和する作用があります。

ローズオイルの使用方法

・アロマディフューザー
エッセンシャルオイルをディフューザーで拡散させ、部屋全体に香りを行き渡らせることで、リラックス効果を得られます。

・マッサージオイル
キャリアオイル(ホホバオイルやアーモンドオイル)に数滴混ぜてマッサージに使用することで、鎮痛や抗炎症効果を得られます。

・バスオイル
入浴時に数滴を浴槽に加えることで、リラックス効果と同時に肌の保湿効果も期待できます。

🌹注意点

・必ずオーガニック・無農薬のものを選ぶこと
ゲラニオールを含む精油を利用する場合、無農薬の製品を選ぶことが重要です。これは農薬残留が精油の効果を減少させる可能性があるためです。

・直接塗布は避ける
エッセンシャルオイルは高濃度のため、直接皮膚に塗布することは避け、必ずキャリアオイルで希釈して使用してください。

・妊娠中の使用
妊娠中の使用については、必ず医師に相談してください。

・アレルギー反応
アレルギー反応を起こす可能性があるため、初めて使用する場合はパッチテストを行うことを推奨します。


ローズオイルは、多くの健康効果を持つ天然成分であり、抗炎症、抗菌、抗酸化、鎮痛、精神安定、ホルモン調整などの作用が科学的に裏付けられています。

ゲラニオールの可能性

僕はゲラニオールについても注目しています。ゲラニオールはゼラニウム、ローズ、パルマローザなどの精油に多く含まれるモノテルペンアルコールです。アロマセラピーにおいて、抗感染症や免疫機能の活性化作用があるとして広く用いられてきました。

抗がん作用に関する研究

ゲラニオールの抗がん作用について、いくつかの研究が報告されています。あくまでも、まだ可能性の段階と思っていただくと良いですが、さまざまな研究で潜在的な効果が示されています🌹

①マウスに対する摂食試験
ゲラニオールが難治性の膵がん細胞の増殖を抑制することが示されました。この研究は、ゲラニオールが膵がんの治療において有望な成分である可能性を示唆しています。

②乳がん細胞の増殖抑制
ゲラニオールが乳がん細胞の増殖を抑制する効果が報告されました。この研究は、ゲラニオールの抗がん作用が多岐にわたる可能性を示しています。

③治療の相乗効果
抗がん剤5-Fu(フルオロウラシル)とゲラニオールを併用することで、単独使用よりも効果的にがん細胞の死を促進することが示されました。この研究はゲラニオールが抗がん剤の効果を高め、治療の相乗効果を発揮する可能性を示しています。

ゲラニオールの作用機序

ゲラニオールの抗がん作用のメカニズムは完全にはまだ解明されていませんが、以下のような作用が考えられています。

・細胞周期の阻害
ゲラニオールはがん細胞の細胞周期を阻害し、増殖を抑制します。

・アポトーシスの誘導
がん細胞のアポトーシスを誘導し、がん細胞の数を減少させます。

・抗酸化作用
ゲラニオールは強い抗酸化作用を持ち、酸化ストレスから細胞を保護します。

・安全性と利用方法
重複しますが、ゲラニオールを含む精油を利用する場合、無農薬の製品を選ぶことが重要です。これは農薬残留が精油の効果を減少させる可能性があるためです。

参考リンク

Effect of Geraniol and Citronellol Essential Oils on the Biophysical Gating Properties of AMPA Receptors
ゲラニオールとシトロネロールの精油が、神経細胞のAMPA受容体の機能にどのような影響を与えるかについての研究です。これらの精油が、神経伝達に関与する受容体の働きをどのように変えるかを調べています。

https://www.mdpi.com/2076-3417/9/21/4693

Potential Effects of Geraniol on Cancer and Inflammation-Related Diseases: A Review of the Recent Research Findings
ゲラニオールががんや炎症性疾患に対して持つ可能性のある効果について、最近の研究結果をまとめたレビューです。ゲラニオールの抗がん作用や炎症抑制作用について詳しく述べています。

https://www.mdpi.com/1420-3049/28/9/3669

Geraniol induces cooperative interaction of apoptosis and autophagy to elicit cell death in PC-3 prostate cancer cells
ゲラニオールが、前立腺がん細胞(PC-3)においてアポトーシス(計画的な細胞死)とオートファジー(細胞の自己消化)を協力させて、細胞死を引き起こすことを示しています。ゲラニオールががん細胞にどのように働きかけて死滅させるかを明らかにしています。
https://www.spandidos-publications.com/10.3892/ijo.2011.1318

解説

①について
AMPA受容体は神経細胞の興奮性を調節する重要な受容体です。ゲラニオールとシトロネロールの精油がこの受容体の機能にどのような影響を与えるかを研究することで、これらの精油が神経活動に与える影響を理解することができます。例えば、これらの精油が受容体の開閉をどのように変えるかを調べることで、神経疾患の治療に役立つ可能性があるとされています。

②について
ゲラニオールは自然界に存在するモノテルペンで、多くの植物の精油に含まれています。この成分ががん細胞の成長を抑制し、炎症を軽減する効果があることが示されています。例えば、ゲラニオールは細胞の死を誘導したり、炎症を引き起こす物質の生成を抑えることで、これらの疾患に対抗する作用があるとされています。

③について
前立腺がん細胞(PC-3)において、ゲラニオールがアポトーシスとオートファジーを誘導することで、がん細胞を死滅させるメカニズムを解明した研究です。アポトーシスは細胞が計画的に死ぬプロセスであり、オートファジーは細胞が自己消化するプロセスです。ゲラニオールはこれらのプロセスを協力させてがん細胞を効果的に死滅させるとされています。

現時点での研究結果から、ゲラニオールが抗がん作用を持つ可能性が示唆されています。ただし、これらの研究は主に動物実験や細胞実験に基づいており、人間に対する臨床試験はまだ限られています。今後のゲラニオールに関する研究にも期待したいところです✍️

ローズオイルのその他の参考リンク

①ダマスクローズのハイドロアルコール抽出物とエッセンシャルオイルが動物実験で示した鎮痛および抗炎症効果

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3862064

②ダマスクローズ抽出物に含まれるフェノール化合物の抗ラジカル活性と抗酸化能力

https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0926669012002476

③妊娠中の腰痛に対するダマスクローズの外用効果を検証するランダム化比較試験

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/27335145

④初産婦の陣痛初期にダマスクローズのアロマセラピーが与える痛みと不安の軽減効果

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/29526235

⑤偏頭痛予防におけるニオイスミレ、ダマスクローズ、およびコリアンダーの組み合わせの有効性を検証するランダム化二重盲検プラセボ対照試験 

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5942562

⑥逆流性食道炎に対するローズオイルの効果をオメプラゾールと比較した二重盲検比較試験

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33735635

この研究は、ローズオイル(ダマスクローズオイル)のソフトカプセルが、プロトンポンプ阻害薬(PPI)であるオメプラゾールと同様に、胃食道逆流症(GERD)の症状を緩和する効果があることを示しています。両グループともに逆流症状の減少が観察され、ローズオイルは特に副作用が少ないことが強調されています。この結果は、ローズオイルがPPIsの代替治療法として有望である可能性を示唆しています。

最後に、いずれもオーガニック無農薬の本物のローズを推奨します🌹

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