🔑甘酒の使い方と健康的な飲料
murakamimarkオーガニック栄養学の視点から甘酒の使い方を知るに前に、少しだけ甘酒の歴史について一緒に学びましょう✍️
甘酒の歴史
甘酒は日本の伝統的な発酵飲料で、古くから親しまれています。その歴史は古代までさかのぼります。
奈良時代(710〜794年）
甘酒は「醴（れい）」と呼ばれ、奈良時代には既に存在していたことが記録されています。当時は貴族の間で飲まれていたとされています。
平安時代(794〜1185年)
宮中の行事
平安時代には宮中の行事で供される飲み物として用いられ、儀式や祭りの一環として振る舞われました。
江戸時代(1603〜1868年)
庶民の飲み物
江戸時代になると、甘酒は庶民の間でも広く飲まれるようになりました。特に夏の暑気払いとして飲まれ、「夏の甘酒売り」は江戸の風物詩として描かれています。この時期には、冷やした甘酒が夏バテ防止や栄養補給のために消費されました。
甘酒の季節性
甘酒は季節ごとに異なる意味を持つ飲み物として消費されてきました。
冬
温かい甘酒
冬の寒い時期には温かい甘酒が体を温める飲み物として親しまれました。特に正月や節分などの行事で飲まれることが多かったです。
夏
冷やし甘酒
前述の通り、江戸時代には冷やした甘酒が夏バテ防止のために飲まれました。この習慣は現代にも受け継がれており、夏場の飲み物としても甘酒は人気があります。
甘酒の栄養価について客観的に評価する
甘酒は米や麹を発酵させて作られるため、以下の栄養素が含まれています。
- ビタミンB群
- アミノ酸
- 食物繊維
- オリゴ糖
これらの成分は体力の消耗が激しい夏場や、寒さで体力を消耗する冬場の栄養補給として利用されてきた歴史があり、季節を問わず利用価値が高い飲み物とされていました。しかし、食材全体で考えると、栄養的にはそれぞれの成分はそこまで多くないことに注目するべきであり、糖質も高い飲料だということを忘れてはいけません。現代人は普通に暮らしている方々は極端に筋肉を使う頻度が減っているので、過剰摂取になるリスクが高まっています。さらに、それと反して炭水化物を主食として推奨する栄養や健康情報が後を立たないため余計に過剰摂取になる可能性が高まり、悪循環です。あくまでも自分のことも含めて客観して食材選びや摂取量を判断しましょう。
甘酒の使い方
・お砂糖の代わりに少量使う
甘酒は砂糖よりも少ない量で料理の甘味や深みを演出してくれるので、うまく使用すれば、砂糖と糖質自体の摂取量も減らせる可能性があります。しかし、甘酒だからと言ってたくさん使うのではなく、砂糖よりも少ない量で使用することをおすすめします。
・調味料やドレッシングに少し混ぜる
どうしても甘味が欲しい方には少量の甘酒を混ぜても良いでしょう。その代わり少量にしてください。液体状なので、オイルやドレッシングとも相性は良いです。
・食材に漬けておく
好き嫌いはありますが、甘酒を肉や魚、野菜にマリネして、保存しておくと柔らかくなり、保存期間も長くなります。そのマリネしたものは冷蔵庫で保存しておくと良いでしょう。その時に入れる容器は有害物質が溶出するリスクが極めて少ない、以下のエンバランス容器をおすすめします。
僕がリアルに日常で使っているシリーズで、他にも種類があるのでご覧になってみてください。そもそもこの容器に入れておくと、食材のもちがより長くなるので、とても重宝しています。
甘酒より良い健康飲料
これはにんじんジュース(果肉入)です🥕にんじん自体は根菜ではありますが、GL値が低く、生であれば血糖値を容易に上げることはありません。加熱すると糖質の吸収率は上がるのですが、それと同時にβカロテンの吸収率が上がります。一般的な栄養学はにんじんからビタミンAを摂取しましょうと言われていますが、あれは間違いです。しかし、βカロテンは抗酸化作用に優れており、夏の紫外線が強い時期に紫外線浴びた後に摂取することはとてもおすすめです。僕も紫外線のケアとして、日焼けした後はにんじんジュースを飲むようにしています。僕の飲んでいるにんじんジュースは
このにんじんジュースのにんじんには農薬は使用されておらず、しかもとても美味しいです。梅エキスも農薬不使用のもの。りんごとレモンは減農薬のもので、皮は入っておりませんので、農薬の害も気にする必要はありません。
僕のこのおすすめのにんじんジュース以外でも、果肉がしっかり入っていて、農薬不使用のにんじんを使ったジュースであれば、甘酒よりは圧倒的にメリットのある飲料としておすすめできます。瓶で売っているにんじんジュースは基本的に加熱されているものを使用しているため、βカロテンの摂取としても良いです。このにんじんジュースは調味料として使用したり、スムージーに入れて混ぜても美味しいので本当におすすめです。ダイエットや美容を気にしている方にもかなり強い味方になってくれるはずです。
美味しくて栄養的にもメリットのある飲料をぜひ選んでいきましょう✍️
