脂質制限でダイエットはNG
ボディメイクの大会などに出る方々は例外であり、目的が違うため、一般の方は決してマネをしないでほしいダイエット法が脂質制限によるダイエットです。
痩せたけど、肌が乾燥する、疲れやすい、シワが増えた、生理がキツくなったり、止まったり、不順になってしまった、、、という相談をよくいただきます。ここでは炭水化物を主食にして脂質を制限してダイエットすることが、僕たち一般人にとっては潜在的なリスクになり得ること一部記していきたいと思います✍️
心臓のエネルギー源
・脂肪酸を主に利用する
人間の心臓は生まれてから死ぬまで休まずに動き続けている筋肉です。その心臓の主要なエネルギーは脂肪酸です。これは炭水化物主食で油を控える脂質制限をしてしまうと、心臓にはかなり酷なことをしている可能性があります。
💡胎児のエネルギー源
胎児の段階では、心臓は主にグルコースをエネルギー源として利用します。これは胎児の代謝環境が低酸素であり、グルコース代謝が酸素を少なく消費するためです。出生後は徐々に脂肪酸を主要なエネルギー源として使うようになります⤴️
心臓の機能と脂肪酸摂取の重要性
・心臓の機能
心臓は血液を全身に循環させるポンプの役割を果たしており、その効率的な機能は生存に不可欠です。心臓がエネルギーとして脂肪酸を利用するプロセスは持続可能なエネルギー供給を確保する上で重要であり、健康的な体を作るには必須です
・脂肪酸の摂取と心疾患
酸化していない良質な脂肪酸の摂取は心臓の健康にとっても重要です✍️しかし、オメガ3(ALA)系オイル製品を摂取したり、オメガ3(DHA・EPA)サプリは酸化しているリスクが高く推奨できません。オメガ3は食材から酸化していない形で摂取することが望ましいです。
おすすめ食材例)
ALA→生のくるみ
DHA・EPA→いわしなどの天然の青魚平飼いや放し飼い鶏の卵(黄身)や鶏皮牧草牛脂
グラスフェッドバター
心臓の健康のために良質な油は必須です💪さらに、良質な飽和脂肪酸(動物性油脂に割合的に多いものも)も摂取すべきです✍️
脳は主に脂肪酸で構成されている
脳の重量(水分を除いた)の約60%が脂質から成り立っています。脳において重要な脂質成分としては、リン脂質やコレステロールがあります。これらは神経細胞(ニューロン)の細胞膜の主要な構成要素として機能しており、脳の構造と機能の維持に不可欠です🧠
他にも脂質は以下に関わりがあります
・細胞膜の材料
・ステロイドホルモンの合成に必要
・皮膚の形成
・粘膜を正常に保つ
・記憶力の向上
・良質な睡眠
・ストレス耐性
さらに、油への誤解はアンセルキーズ博士という科学者の嘘から始まり、その嘘が今でも一般的な栄養学では信じられています。これは大きな間違いです✍️
以上のことだけでも、脂質制限のダイエットが色々な不調を招く理由がわかると思います。
健康長寿だった頃の沖縄の伝統的な食文化
今では悪とされている豚肉やラードはこの時代の沖縄の方々には重要な役割を果たしていました。
・豚肉
沖縄では伝統的に「豚は頭から足の先まで何もかもが食べられる」とされており、たんぱく質源として非常に重要でした。豚肉にはたんぱく質が含まれ、ビタミンB群、鉄、亜鉛などの必須微量ミネラルも含まれます。
・ラード
ラードは豚の脂肪から得られる動物性脂肪で、伝統的な沖縄料理において調理油としてよく使用されていました。今でも年配の方々は使用している方もいますが、かなり減ってきており、若者で使ってる人は少ないです。ラードは非常に加熱調理に向いており、酸化し辛い油脂としては優秀な油と言えます。
💡豚は雑食ではあるので、放牧でエサがきちんと管理されているものがより良いでしょう
・健康長寿だった沖縄
残念ながら今は間違ったカロリーベースの栄養学や健康情報が広まってしまい、ラードなどの使用は少なくなり、それに伴い他国の食文化も入ってきてしまって、沖縄の伝統的な食文化が少なくなりつつあります。さらに、昔は日本の中で平均寿命のランキング1位だった沖縄は、下がってしまいました。
体内においてカロリーは存在しない
これは現代栄養学や健康にまつわる知識の中で最大の誤りだと言っても過言ではありません。また別の投稿でも紹介しますが、僕たちの体内では食べ物は燃えないですし、カロリーメーターは存在しません。
あなたは
人間の体内においてカロリーメーターが存在する
という論文は見たことがありますか?さらに、その中で食べ物を燃やしているという事実はあると思いますか?
体内においてカロリーが存在すると思うか、しないと思うか、ぜひコメントで教えてください😊