鉄のサプリ注意点

鉄過剰症や脳への悪影響に関して

ヘム鉄と非ヘム鉄は吸収と代謝のメカニズムが異なります。ヘム鉄の吸収率は高く、非ヘム鉄の吸収率は低いです。

どちらの形態の鉄のサプリメントでも、過剰になるリスクはあります。自然食材からではこのリスクはかなり低いです。

脳への影響

どちらの形態の鉄も、過剰に摂取すると脳に悪影響を与える可能性があります。

血液脳関門の通過

過剰な鉄が血液脳関門を通過し、脳内に蓄積し、ダメージを与える可能性があります。

酸化ストレス

鉄が蓄積するとフリーラジカルが生成され、酸化ストレスが増加し、神経細胞の損傷やアポトーシスが引き起こされる可能性があります。

神経変性疾患のリスク

アルツハイマー病やパーキンソン病などの神経変性疾患のリスクが増加することが示唆されています。

動物実験

過剰な鉄の摂取が脳内の酸化ストレスを引き起こし、神経細胞の損傷を誘発することが示されています。

ヒト研究

鉄過剰症患者では、認知機能の低下や神経変性疾患のリスクが増加することが報告されています。

鉄サプリにはヘム鉄と非ヘム鉄の2種類があります。ヘム鉄は吸収率が高く、非ヘム鉄はビタミンCと一緒に摂取することで吸収率が向上すると言われています。しかし、どちらのサプリメントも過剰摂取は注意が必要です。

鉄サプリは過剰摂取になるリスクが自然食材よりも高いため、僕が食事指導をする場合はサプリメントをおすすめしていません。鶏のレバーや牛肉、甲殻類などその他、多くの動物性食材は安全に適切な量を摂取することが可能で、過剰摂取のリスクを避けることができます。

健康や栄養面、コスパを考えても鉄分は自然食材から摂取することをおすすめします。

また、鉄分を摂取したい場合、一緒に食べない方が良いものがあります。それを知りたい方はInstagramリール投稿のコメント欄に

鉄過剰

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