🔑消化システムを狂わせる製品
炭や麻炭のサプリメントは胃酸のpHに影響を与える可能性があるので、飲んではいけないものです。
1. アルカリ性の水(pH 9.5)の消化システムへの影響
アルカリ性の水を飲むことが消化システムに与える影響については、大きな問題を引き起こす可能性は低いです。消化器系はpHバランスを厳密に調整する能力を持っており、飲んだアルカリ性の水が一時的に胃のpHをわずかに上昇させたとしても、胃は酸を追加分泌することで酸性環境を保つことができます。アルカリ性の水の摂取は、消化システムに対して特に有害な影響を与えることはないと考えられます。むしろ、飲むことにより水分補給にもなるので、胃酸の材料となります。
2. 炭パウダーの摂取と胃酸への影響
炭パウダーは胃酸のpHを上昇させる可能性があります。炭自体は弱アルカリ性を示し、また、吸着特性を持つため、胃酸と反応して胃のpHを一時的に上昇させることがあります。このpH上昇は、以下のような影響をもたらす可能性があります。
- たんぱく質消化の遅延 胃酸の酸性度が低下すると、ペプシンの活性が低下し、たんぱく質の消化が遅れる可能性があります。
- 病原体の防御機能の低下 胃酸の強酸性は、食物と共に摂取される病原体の除去に役立ちます。胃のpHが上昇すると、この防御機能が弱まる可能性があります。
3. 炭の摂取タイミングと消化システムへの影響
炭パウダーを食事と一緒に摂取することは、消化プロセスに悪影響を与える可能性があるため、おすすめできません。繰り返しになりますが炭の吸着能力は、一部の栄養素の吸収を阻害することもあり、これが栄養不足や食材の効果の低下につながるリスクがあります。
そのため、もし、どうしても炭のサプリメントを摂取したい場合は食事から少し時間を空けて摂取する方が良いです。例えば、食事の1~2時間後、または食事の1~2時間前に摂取することで、炭による消化システムへの影響を最小限に抑えることができます。
最後に
炭の摂取が胃酸のpHに与える影響についての研究は限られていますが、物理的な面と生理学的観点から、炭の大量摂取や長期的な使用は消化機能に悪影響を及ぼす可能性があることが考えられます。実際、僕のカウンセリングを受けた方で、炭パウダーを使用している方が何人かいたのですが、それをやめてもらっただけで、全員がお腹の調子が良くなりました。特に消化に敏感な人や、胃酸分泌が低下している人は慎重にするべきだということを頭の中に入れておきましょう。